
寒くなり、手乗り文鳥(特にメス)にとって鬼門の季節がやってまいりました。
おそるべし発情期です!
以前飼っていた文鳥もメスだったので、この時期産卵してしまうことはわかっていたつもりでした。
放鳥中にはなるべく刺激しないように注意していたつもりでした。
とにかくいろんな「つもり」になっていました。
でも「つもり」じゃダメなんです。
今年はあることをきっかけに産卵スイッチを思いっきり押してしまいました…。
発情期にしないほうが良いこと
うっかり産卵スイッチを押してしまった記録

発情期にたまたま思い立ってしまった「爪切り」という行為が合図となって勢いよく産卵がスタートしてしまいました。
どんなに文鳥の爪が長くても、発情真っ盛り時の爪切りは絶対やめておきましょう!
ツボ巣は置く派のわたしでしたが、1週間で4個の卵を産んでしまったので、とりあえず期間限定で取り外すことにしました。
※ツボ巣を取っ払ってからは、卵は産んでおりません!
メスの文鳥が発情し始めたらたらツボ巣は取り外した方がよさそうです…。
というか、もしかして一年中入れなくてもいいのか…?と考えを改めたくもなります。
産卵時の注意
一番怖いのが卵をつまらせてしまうこと。
また、いきみすぎたりして卵管が飛び出すこともあるみたいなので、産卵時は本当に注意が必要です!
産卵期間中、元気がなさそうだったり、お尻からなにか飛び出していたり、羽を膨らませてじっとしている時間が多い場合は様子を見て病院に連れていきましょう。
発情期に卵を産んでしまった場合の大事な5つのポイント
- 暖かくすること
- カルシウムはいつもの3倍くらい与える
日新しいものに交換するのが一番ですが、全部食べきってないことも多いので、1日おき、長くても2日おきくらいでフレッシュなものに変えてあげましょう。新しいものの方が食いつきが良い気がします。卵を作るためにカルシウムはたくさん必要です。 - エサはいつもの3倍くらい与える
産卵中は栄養もたくさん必要です。エサが足りない状態が怖いので、多めにあげましょう。エサは残っていても毎日必ず新しいものに交換しましょう。 - 葉っぱも必須!できればいつもより多く与える
- ツボ巣的な場所は置かないほうが良い!
抱卵(卵をお腹であたためること)について
抱卵するかしないかは鳥次第なところがあるようです。産卵の熟練度も関係しそうな気がします。
我が家の文鳥は、今回初めて産卵したのですが、自分で産んだ卵を異物でも見るかのような勢いで産卵場所から下に落としており、抱卵する様子が全く見られませんでした。
ちなみに、前に飼っていた文鳥は思いっきり抱卵していました。
信頼しているショップ『DokenPet』のご主人:高橋さんの話によると、抱卵はするよりしないほうが良いとのことでした。
抱卵を始めると、ずーーーっと動かずに卵をあたため、自分のことよりも卵中心になってしまいます。産卵も抱卵も体力消耗が激しいのです。
抱卵する文鳥には更に産卵しないように『偽卵』を使うことをおすすめします。

産卵させないためには
発情しやすい年齢
わたしのバイブル「ザ・文鳥」によれば、2年目まで産卵をさせずに過ごすことができれば
3年目以降はほとんど産卵で悩むことがないのだそう。
1~2歳が一番発情しやすいらしいです。(まさに我が家の文鳥は2歳!)
とはいえ、手乗りの何が楽しいってそれはやはりコミュニケーションなワケですから、
もしこの情報を以前から知っていたとしても、放鳥を極限まで我慢するというのはおそらく出来なかったと思います。
産卵させないための小さな工夫
産卵させないためには、発情期だけでも、文鳥が卵を産みたくなってしまう環境(=安心しきった環境)にしないことが大事です。
ケージを置く場所を日々変えてみたり、エサを置く場所をいつもと違う位置に変えてみたり、ちょっとした刺激を与えることでも産卵にストップをかけることができるようです。
あとは、発情し始めたらあまり触らないこと。背中は特に触らないほうがいいです!(交尾と思ってしまう)
【文鳥の発情期】メスの卵問題と要注意ポイント!のまとめ
この発情期をうまく乗り越え、メス文鳥にはいつまでも健康に長生きしてもらいたいものです!
爪切りは本当に要注意ですよ…。