かれこれ9年前から使い続けているフィルムヒーター。
9年前に購入し、全く壊れないので今現在も第一線で活躍中です。
壊れない・火傷の心配なし・サーモスタット必要なし!で、大変気に入っています。
冬場、鳥かごにはフィルムヒーターひとつだけ。それでも元気に越冬してまいりました。
・フィルムヒーターは保温電球のように周りが暖かくならないので心配…。
・空気は暖めないんでしょ?
と使用をご心配される方に向け、我が家の実例(実際の温度)を写真と共にご紹介します。
フィルムヒーターをつけてケージを防寒した時の温度
フィルムヒーターは空気を暖めないとはいいますが、ヒーターをつけて上からタオルや毛布をかぶせると、ケージ内の温度も上がっています。
設置しているヒーターはフィルムヒーターひとつだけで、温度計はケージの上部に設置して測定しています。
※使用している温度計はドリテックの室内・室外温度計というものです。
表示について、慣れたら迷うことはないのですが、一瞬わかりにくいかもしれませんのでご注意ください。
・外…外部センサーを使って測定した温度(ケージ内)
・内…温度計本体のセンサーで計測した温度
夜の計測
ケージ①:イージーホームステンレス37
(幅380×奥行430×高さ520mm)
専用のおやすみカバーを購入していないので、家にあったシーツと毛布を上からかぶせています。
ケージ②:イージーホームバード 35BL 手乗り(幅360×奥行340×高さ430mm)
おやすみカバーやタオルなど家にあるもので覆っています。
このとき、両方とも防寒のビニールシートは使用していませんでした。温度計測センサーはケージの上部に設置しました。
温度計に表示されている温度を見てわかるとおり、ケージ内の温度の方が高いことがわかります。
- 温度計上部の数字:[外]…ケージの中に設置した外部センサー付近の温度(ケージ内)
- 温度計下部の数字:[内]…温度計本体付近の温度(ケージ外)
次の日の朝の計測
翌朝も夜と同様、温度計に表示されている通り、ケージ内の温度の方が高いことがわかります。
- 温度計上部の数字:[外]…ケージの中に設置した外部センサー付近の温度(ケージ内)
- 温度計下部の数字:[内]…温度計本体付近の温度(ケージ外)
昼の計測
※これは我が家での使い方です。フィルムヒーターの説明書には、上から布等を覆いかぶせることはNGとされています。責任は一切持てませんので、ご自身の判断でご使用をお願いいたします!
寝る時気になる電源ランプ
電源を入れると小さな赤いランプが点灯します。
この「電源入ってます」サインのランプが明るすぎると、寝るときに眩しくて、もしかしたら支障があるのかな?と心配になりますが、暗くして寝かした後にバタバタ騒いだりすることは無いので、ランプの眩しさに関しては問題なさそうです。
その他フィルムヒーターの良い所
ヒーターはケージの外にひっかけていて、寝るときはタオルや毛布を、昼間はビニールカバーを上からかけていますが、ビニールカバー等がヒーターに密着しても溶けたり燃えたりすることがありません。
また、フィルムヒーターを一日中使っていても、触れないほど本体が熱くなることがありません。(ほんのり温かいな、くらいにはなります)ヒーター自体が薄いので、背面でも横面でも手を火傷することなく、自由にヒーターの位置を変えることができます。
昼間じっとしていることが多い場所や、寝る場所などその都度ヒーターの位置を移動させて使っています。
とにかく使い勝手が良い!!のがこのフィルムヒーターの特徴です。
おすすめのフィルムヒーターはこちら
我が家でずっと使っているのは、みずよし貿易の『遠赤外線ペット用フィルムヒーター』です。
電気代は1日約3円!(最大7W)1ヶ月90円程度です。(※保温電球20Wだと1ヶ月160円くらいだそうです)他のヒーターに比べて電気代はかなりお安いです。
暖かさを求めて20,40,60W…とワット数を上げると、当然電気代もアップします。
フィルムヒーターは、空気を温めるのではなく、遠赤外線の効果で体内から温めてくれるものです。成鳥はもちろんのこと、ヒナにも安心して使うことができます。
詳しくは下記の記事でまとめています。
以前、保温電球も購入してみたのですが、突然の電球切れが心配で、すぐに使わなくなってしまいました。フィルムヒーターの場合は電球ではないので、知らないうちに切れていた、ということはありません。
突然壊れることはあるかもしれませんが、とりあえず9年使用している間で壊れたことは1度もありません。
フィルムヒーターは空気が暖まらない?どれだけ温度が上がるのか計測してみたのまとめ
結論まとめ:フィルムヒーターでも防寒すればケージ内の温度は上がる。
空気は暖めないとされる遠赤外線ヒーターですが、防寒することで温度が少し上がります。ヒナの場合はケースの中にヒーターを入れるので、もっと温まりやすいです。
ヒーターに近寄ることで体を内側から温めることもできますし、なにより安全なので、ヒナから成鳥まで安心して使うことができます。
極寒地、もしくは寒さにものすごく弱い小鳥さんでない限り、このヒーター1台で冬をこすことは可能だと思います。(我が家ではこのヒーター1台で毎年冬を乗り越えています)
大変おすすめのフィルムヒーターですが、品切れしていることが多々あるようです。ネットで品切れしていても取り扱っている小鳥ショップでは在庫があることも。
今使っているヒーターに不満や心配事がある、という方はぜひフィルムヒーターを使ってみていただきたいです。
今までガンガンに保温電球等でケージ内の温度を上げていた場合、フィルムヒーターに変えることで起きてしまうであろう急な温度変化に、小鳥がびっくりしてしまうことがあるかもしれません。
買い替える際は慎重にお願いします。