双子のクラス分け問題。
学年に1クラスしかない場合を除いて、必ずや一度くらいは「クラス分けどうしよう?」と選択を迫られる双子の親。
はてさてどうするべきなのか。
双子のクラスが一緒だった場合、別々だった場合、それぞれのメリット・デメリットを今までの経験から感じた、かなり個人的な意見でもって一方的にまとめてみたいと思います。
これからクラスをどうするか決める方は、いろいろな情報を得た上で、お子様たちの希望にも沿える形で決定できると良いですね!
保育園時代のクラス分け
保育園は1クラスしかなかったので、有無を言わさず同じクラスでした。
保育園の時は、息子がお友達とのいざこざで泣いているときに、娘が果敢にその相手に食ってかかって息子を助けていた、というようなおもしろエピソードも聞くことができました。
これは同じクラスで、先生がしっかり二人のことを見ていてくれたからこそだと思います。
保育園や幼稚園の時は、体調等の申し送り事項や、熱を出して迎えにいくことも多かったりもするので、きめ細やかなケア面からすると、同じクラスの方がメリットが大きいかもしれません。
小学校時代のクラス分け
入学する時に、先生から「クラス分けはどうしますか?」と聞かれました。
どうするのか全く考えていなかったので、「学校側としてはどっちがいいんですか?」と聞いたところ「個人を尊重するという意味で学校としては別々をおすすめしています。特に同性同士の場合は特に別々の方が良いでしょう」というようなことを言われました。
双子がくっついてしまうと、友達との交流が広がっていかないから、学校としては別々のクラスをおすすめしているとのことでした。
我が家の場合は男女だし、その辺はきっとクリアできる問題だと思いましたが、すぐには決められなかったので、とりあえず本人たちに聞いてみることにしました。
母:クラスは一緒がいい?
それとも別々がいい?
どっちでもいい~
どっちでもいいと言われましても…。
困ってしまいましたが、先生のおすすめもあったので、特にポリシーなくクラスは別々にしてもらいました。
ちなみに他の学年では、同性同士で同じクラスにしてもらっている双子がいましたよ。
色々な考え方があるので、クラス分けに正解・不正解はありません!
中学校時代のクラス分け
中学入学時も、クラス分けについて先生から事前に希望を聞かれました。
小学校6年間ずっと別々のクラスだったので、中学で一緒になるのも面白いんじゃないかと思い、中学入学時も一応念の為本人たちには聞いていました。
母:クラスは一緒がいい?
それとも別々がいい?
小学校入学時のコメントとは全く違いました。何言ってんの?当然違うクラスに決まってるでしょ、という言い方です。
中学くらいになると、それぞれの友達、それぞれの遊びなど、あまり双子が絡んでる様子は見なくなったので当然の結果ともいえますね。
本人たちの希望もあって、引き続き中学でも別々のクラスにしてもらいました。
クラス分けにまつわるメリット・デメリットについて
今までの経験で個人的に感じたことをまとめてみます。
小学校入学からとにかくずっと別々のクラスでやってきたので、「同じクラスだったら楽だったのになー!」と思うことがたくさんありました。ないものねだりというやつですね!
双子を同じクラスにした場合のメリット
- 授業参観が楽!!
- 保護者会が楽!!
- 面談系が楽!!
双子が同じクラスだと、1クラスに2人いるので、授業参観が楽になります。
また、保護者会についても「どちらのクラスに参加しよう…?」と迷うことがありません。
中学になるとわりと定番になる三者面談なども一人の先生と話せば済むので、日程決めも含めかなりスムーズです。
双子を同じクラスにした場合のデメリット
- 双子でくっつきがち(小さな世界でまとまってしまう心配)
- 忘れ物したときにお互いに貸し借りできない可能性も
双子でくっつきがちになるかどうかは、各家庭の双子の性格にもよると思いますが、がっちりくっついてしまうと、双子の世界に周りの子たちが入りにくいということもありそうです。
また、同じクラスだと授業が同じなので、よっぽど席が近いとかで無い限り、物の貸し借りがしづらくなります。忘れ物の少ない、しっかりしている双子だったらこの点は特にデメリットにはなりませんね!
双子を別々のクラスにした場合のメリット
- 忘れ物の貸し借りが双子同士でできる!!(※ドジっ子には特におすすめ)
- 色々な先生と仲良くなれる
- たくさんのお母さんと仲良くなれる
- 保護者会は、その時のフィーリングでどちらのクラスに参加するか決められる
我が家の双子はとにかく忘れ物が多いので、貸し借りの面ではかなり重宝していたように思います。
双子で忘れた物を貸し借りした話を聞き、「双子でよかったねー!」と何回言ったかわかりません。助け合えて本当に羨ましい。
また、クラスが別だと、担任の先生や教科の先生など色々な先生と話す機会があります。双子ということで話しかけられたりすることもあり、先生とは仲良くなりやすいと感じます。
同じように、2クラスにちょこちょこ顔を出すため、保護者同士の関わりも多くなってたくさんのお母さんと知り合えます。コミュニケーション力を発揮すれば、仲良くなることも可能です。
保護者会に関しては、どちらのクラスに参加するか決めなくてはいけないのはちょっとしたデメリットとも言えますが、考えようによっては、
「2組の先生より1組の先生の方が話しやすいから1組に参加しよう」
「仲良いママ友がいる方に参加だ!」
などなど、自分で選択できるのは別々のクラスならではのメリットです。
双子を別々のクラスにした場合のデメリット
- 授業参観はクラスを行ったり来たりで忙しい
- 保護者会は基本的にはどちらかのクラスに出席する形になる
- 面談系は先生にリクエストしてうまく組んでもらわないと別日になったり時間がずれたり結構大変に
授業参観の時に移動で忙しくなるのは、他学年に兄弟がいる人も同じですね!
三者面談に関しては、特にお仕事している方は要注意です。同じ日・近い時間帯の希望をしっかり伝えないと、日程がバラバラになって何度も学校に足を運ぶことになります。
【双子のクラス分け問題】保育園から小学校~中学校まで【メリット・デメリット】まとめ
振り返ってみると、クラスを分けた方が大変なことが多いような気がしますが、わたしの中では何より、たくさんの知り合いが増えるというメリットがデメリットを大幅に上回るため、もし今クラス分けの選択を迫られたとしても、別々のクラスを選ぶと思います。
でも、もし毎年学年ごとに双子のクラス分けが選択できるとしたら、小学校6年間のうち1回くらいは同じクラスにしてみたい気もしますね!
双子のクラス分け問題。
あまり難しく考えずに、疑問や心配なことは先生に聞いて、家庭の事情に合わせて、親子で納得できる形になると良いですね。